「忌中札」その昔、死者が出た家では、玄関に「忌中」と書いた札を掲げました。これは死=穢れと考えた時代に、穢れを他に及ぼさぬよう、死者が出たことを告知し、「遺族は死の穢れに染まり、家にこもっています」ということを知らせたのです。いまは死=穢れとはとらえないので、単に死者の出た家であることを知らせる告知板になっています。本来はすだれを裏返しにし、その上に忌中の紙を貼りました。いまはすだれは省略し、忌中の紙だけ玄関に貼るか、額に入れて掛けることが多いようです。忌中の紙で、通夜や告別式の日時を訪問者に知らせます。浄土真宗では「忌中」ではなく、「還浄」の紙を貼ります。最近は、葬儀で留守をしていることを知らせると泥棒に入られるというので、貼らないよう勧められています。○神棚に白い紙家族の誰かが亡くなったとき「神棚封じ」をします。家族ではない他人にしてもらいますが、今は葬祭業者がします。扉のある神棚の扉を閉めて白い半紙を貼りさげて、そのまま忌明まで礼拝を控え、供物、御神酒もお供えしません。
ある銀行の調査によると、女性側からの結納返し、婚約記念品の平均額は、それぞれ10万円ぐらいだそうです。結納金は、30万円、50万円などと頭が奇数で端数のない金額が原則です。小切手は相手に対して失礼に当たるので、必ず現金とします。このことは、結納返しの場合にも当てはまります。結納が終わったあと、両家から仲人へお礼をする決まりがあります。お礼は、結納金の1〜2割が相場ですが、結婚式の仲人もお願いするのであれば、2〜3割と多めにします。お礼金は、両家で折半するのが普通です。お礼金を包むときは、紅白、金銀の水引が結びきりになった祝儀袋を使用。表書きは「御礼」「寿」「薄謝」などとし、下段に両家の代表者の名前を連記します。現金と一緒に菓子折りなどを添えて、両家の代表者が仲人の家へお礼にうかがうのが一般的なパターンです。
名刺を自分のほうから出そうとしたとき、相手に先に出されてしまうということが、しばしばあります。こんなときは、どうすればよいでしょうか。まずはあわてずに、相手の名刺を先に受け取ります。このときは、できれば自分の名刺を横のテーブルにでも置いてから、両手で受け取ります。先を越されても、相手の名刺をぞんざいに受け取らないよう気をつけましょう。そのあとで、「申し遅れました」と一言添えて、自分の名刺を差し出しながら名乗ります。名刺は当然ながら、相手に向けて両手で差し出します。双方が同時に名刺を差し出してしまったときは、片手ずつでもやむを得ません。「片手で失礼します」と断わって、右手で自分の名刺を出し、同時に左手で相手の名刺を受けます。受けたあとで、あいた右手を受け取った相手の名刺に添えます。名刺はしまう前に、しっかり見て、相手の名前を覚えておきましょう。話の途中で名前を呼び間違えないように注意します。